CS50:Syllabus

CS50 for Japanese(開始1日目。なお、カウントは取り組んでいる日数)

 

Syllabus

シラバスを読んだ。

始める時に自分の目的と合致しないと嫌だなあと思っていたが、当然ながらコース設定そのものの目的と求められることが簡潔に書いてあるだけで、お前なんかお呼びでないぞ、という態度が微塵もないことに少し安心した。

 

なお、以下のような記載があり、

CS50の学生の3分の2はCSを受講したことがありません。このコースの最大の目標は、学生が失敗を恐れずに未知の世界を探求すること、すべての学生がアクセスできる集中的な共有体験をすること、そして学生間のコミュニティを構築することです。

「ほとんど未経験者であること」にちょっとどころではなく安心した。

「すべての学生がアクセスできる集中的な共有体験」については、このコンテンツと翻訳前コンテンツであるハーバード大学CS50が公開されていることが前提にあるのだろうけど、ちょっと実感を持って理解できている感じがしない。

「学生間のコミュニティを構築」しないといけないのか…と読んですぐでは嫌な感情になったけれども、何を指すのかわからないので進んでみる。

 

期待されること、には課題をそれぞれ10回及び最終課題を提出してほしい旨が書いてある。

 

教科書となる書籍はないが、興味があれば読んでね本はあるとのこと。

Books

このコースでは、必須または推奨される書籍はありません。しかし、以下の書籍は興味をそそられるかもしれません。なお、このコースのウェブサイトには、無料の資料が掲載されていますので、そちらをご利用ください。

ハッカーの喜び、第二版
ヘンリー・S・ウォーレン・ジュニア
ピアソン・エデュケーション、2013年
ISBN 0-321-84268-5
翻訳版↓
ハッカーのたのしみ―本物のプログラマはいかにして問題を解くか
ヘンリー・S. ウォーレン,ジュニア (著), Henry S. Warren,Jr. (原著), 滝沢 徹 (翻訳), 鈴木 貢 (翻訳), 赤池 英夫 (翻訳), 葛 毅 (翻訳), 藤波 順久 (翻訳)、2015/1/1

コンピュータのしくみ 第10版
ロン・ホワイト
クエ出版、2014年
ISBN 0-7897-4984-X
翻訳版↓
コンピューター&テクノロジー解体新書、2015/9/19
ロン・ホワイト (著), Ron White (著), トップスタジオ (翻訳)

C言語によるプログラミング(第4版
ティーブン・G・コーチャン
ピアソン・エデュケーション, 2015
ISBN 0-321-77641-0
英語版のみ

 

結構ここまで真面目に意味とりながら読んできたけど、シラバスの核っぽいところに辿り着いた。

項目としては、

学術的誠実さ

というものなのだけれど、端的に言うと「友達に手助けを求めていいけど、友達の課題を自分の課題として出さないでね」ということらしい。

意図的な剽窃をすることはもちろん禁止されており、参考という名の剽窃を禁じる趣旨であり自分の課題(この項目では作品と記載されている)に対して責任をもって取り組んでほしいという趣旨だと理解した。

当たり前の人には当たり前のことなんだろうけど、自分が学生だった頃にレポートやそのほかの課題において正解かどうかを気にして複数の友人のレポートをやたら見せてもらったりしている人や優秀とされる人の回答の核だけ教えてもらって肉付けして提出している人を見たので、ハーバード大学はそういう学生に注意喚起をしているのかなと、少し飛躍があるが、感想として思った。

正解であることも当然に重要なのだけれど、そこに辿り着くまでの筋道も同等に重要で友人等でショートカットするのは適切ではない、と私は考えているのでこの記載に概ね共感する。

場合によっては認定証が発行されないことになるとのこと。

 

そして、この項目の下にそれぞれ

合理的なもの

合理的でないもの

があり、具体的に望ましい行動と望ましくない行動が挙げられている。

 

シラバスはこれで以上。